ノミの心臓だったビジネスマンの過緊張症克服ブログ 岩波英知先生口コミ情報

過去にノミの心臓、あがり症、極度の緊張症、社会不安障害といった症状で苦しんだビジネスマンのブログ。ルーツ分析や克服方法やメンタルの問題、岩波先生について口コミ情報を書いています

私が極度の緊張症&社会不安障害の時、どんな心理状態と思考をしていたか1

私のあがり症&社会不安障害時の内面を思いつくまま感じるままに書き連ねてみよう

人にあがり症だと思われたり、感じ取られたり、それを指摘されたり、笑われたりされないように、モーレツに頑張った(つもり)。 それをやり遂げたかに思われたが、いつまでたってもあがり症については治る気配はなかった。

私があがりそうな気配のあることは、立場上、幸いにも人に任せることができたため、助かった部分があった。
しかし、外面は偉そうに「上」の人間として振る舞っていたが、自分だけある秘密を知っていた。
それは「びくびくしてすぐあがって、しどろもどろになり、人から嫌われたり、笑われたりすることを極端に恐れる存在」だということだった。
その驚愕の真実を他人に悟られないように慎重に、ある部分では気張って生きてきた。

ある時期まではうまくいってたが、立場・地位に異動があると、もろくも崩れ去ってしまった。そうなると、「あがり症」が人に知られ、笑われたり軽蔑されたりする場面に直面することを恐れるように。それまで強く振る舞ってきただけに、もしあがり症で大失敗して大恥をかいた時のことを想像すると怖くてたまらなかった。だからあがりそうな場面が来ると冷や汗が出て、夜も眠れなかった。

「どうしようどうしよう、どうやって避けようか、うまくばれない方法があるだろうか? 風邪で休むか? しかしそんなことばかりやっていたらいつか限界が来るに決まっている。逃げられっこない。明日しのげても、いつかぼろが出る。もう影ではあがり症だとひそひそ噂し合っているんじゃないか? 偉そうにしているくせに、ノミの心臓をしている男として知れ渡っているんじゃないか? そうなると俺は威張っていていいのだろうか? 今度ばかりはうまくやらなければいけない。本当に強くなって見返してやらなければ駄目だ。しかし……」

それを考えると、心が安まらなくなった。動悸が激しくなり、目の前が暗くなった。積み上げてきた地位を守るためにそれまで頑張ってきた努力が、私のたった一つの、それもあがりの大弱点のためにすべてが崩れてしまう。

そんな日がずっと続き自律神経が狂いだし、だるくなっていった。すべてに張り合いがなく、つまらなく感じた。考えれば考えるほど、軽度のあがり症が重症化してしまった。イライラと憂鬱を交互に繰り返し、どちらも苦しくてたまらなかった。

(続く)

 

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